長尺テレビCMとは?活用方法を詳しく解説

長尺テレビCMとは?

企業ブランドや新商品、WEBサービスに至るまで昨今では様々な商品・サービスのテレビCMが放映されています。テレビCMと聞くと15秒や30秒の短い映像のイメージが一般的ですが、それ以上の長尺のテレビCMがあるのはご存じでしょうか。今回は「長尺テレビCM」と呼ばれるCMの種類についてご紹介します。

「長尺テレビCM」とは

放送枠の特徴

長尺テレビCM(以下「長尺CM」)とは、名前の通り「長い放送尺のテレビCM」です。一般的なテレビCMは通常15秒や30秒の短尺テレビCM(以下「短尺CM」)であるのに対し、長尺CMは60秒90秒120秒といった比較的長いCM尺となっています。

短尺CMと長尺CMの違いを比較すると以下のようになっています。

放送枠の特徴

長尺CMは特性上、平日の日中帯の放送枠が中心となっており、尺が長いため放送枠の量は短尺CMと比較すると少なくなっております。しかしながら費用対効果の面では長尺CMにメリットがあるとされており、効果的に活用する企業が増えております。

長尺CMの目的

ではなぜ長尺CMは高い費用対効果で運用することができるのでしょうか?その理由は長尺だからこそできる「広告の目的」にあります。

長尺CMでは長い尺を活用した「獲得型」のテレビCMとして活用されるケースがほとんどです。15秒や30秒の短尺では伝わりきらない商品・サービスの特徴やメリットをしっかりと説明し、フリーダイヤル2次元バーコードを使用して視聴者に行動を起こさせる、という一連の流れがあります。

このような手法で視聴者にアプローチするテレビCMは「インフォマーシャルとも呼ばれ、ブランドイメージだけでなく、商品の情報=インフォメーションを伝え、売上を作っていく広告としてBtoC企業を中心に広く活用されています。

※インフォマーシャル・・・「コマーシャル(CM)」と「インフォメーション(情報)」を掛け合わせた造語。
             一般に「テレビ通販」とも呼ばれる。

長尺CMを活用する企業には以下のような共通点があります。

  • 直販により商品、サービスを販売している企業
  • ターゲット層が50代以上など、中高年向けの商品、サービス
  • 広告による認知ではなく、売上(費用対効果)を重視している

視聴者への効果

上記で説明したように、長尺CMは認知拡大を図るのではなく、CMを「売り場」として商品を販売していく目的があります。そのため、一般的な短尺CMと比べて、視聴者に与える効果や視聴者が起こす行動も異なります。

視聴者への効果

しかしながら、商品やサービスによってはCM尺の相性も異なるため、一概に長尺CMが効果的とは言い切れません。企業の広告担当者の方はプロモーションの目的を踏まえて、認知拡大や売上、費用対効果などの何を優先するのか吟味して媒体を選ぶ必要があります。

「長尺テレビCM」はどのように活用すべきか?

では長尺テレビCMはどのように活用すべきなのか、実際の活用事例を基にしたイメージでご紹介します。

フリーダイヤルや2次元バーコードの活用

”認知拡大だけでなく商品を直接販売する”

長尺CMではフリーダイヤルを活用して消費者に直接商品を購入してもらうことが可能です。120秒等の長い尺を活用して商品やサービスの特徴を説明し訴求することで、たまたまCMを見た視聴者を購買に繋げていくことができます。

”中高年をターゲットとした商材”

テレビの広告媒体である特性上、対象とするターゲット層が中高年のシニア層であるほど有効です。近年はWEB広告の発達により若年層の視聴率が低くなっていると言われているテレビですが、50代以上のシニア層は未だテレビの視聴傾向が強いため、テレビを活用するメリットは十分にあります。
また、長尺CMは平日の日中帯の放送枠が多く、平日の日中帯に主にテレビを視聴しているF3層(50歳以上女性)などは特に相性が良く、フリーダイヤルを活用して高い費用対効果でCM投下を行うことができます。

レスポンスを基に費用対効果の高い運用を行う

”CMの効果を可視化して放送枠を運用”

フリーダイヤルや2次元バーコードなどを活用することで、テレビCMによりどれだけ獲得・販売ができたのか、どれだけの売上につながったのかを正確に把握することができます。
また、獲得数や売上にそれぞれKPIを設定して運用することで、効果の高い放送枠や時間帯などを特定することができるため、最適な広告費で費用対効果を高く運用することも可能です。

”放送枠を1本単位から運用する”

短尺CMと違い、長尺CMは放送枠を1本単位で購入することもできます。そのため、放送枠毎の成果を全て可視化することで、費用対効果の高い放送枠は継続して実施し、対して費用対効果の低い放送枠は新しい放送枠と入れ替る、といった非常に細かな運用を行うことも可能です。
放送局についても、地上波だけでなくBSやCSといった全国的にリーチできる放送局においても長尺CMは豊富にあるため、活用方法は様々です。

まとめ

テレビCMには60秒以上の「長尺テレビCM」と呼ばれる放送尺があります。認知拡大やブランディングだけでなく、CMを通して直接商品やサービスを販売し、テレビCMによる売上や費用対効果をしっかりと把握したい企業におすすめです。
ウルテレでは長尺CMについても幅広く取り扱っています。業界屈指の高い広告運用力と豊富な放送枠を保有しておりますので、ご興味のある企業は是非一度ご相談ください。