インターネットの普及により、デジタル広告やオンライン広告などさまざまな媒体・手法の広告も同時に普及してきました。こうしたデジタルマーケティングが広まる中、テレビCMの持つ効果とはどんなものがあるのでしょうか。今回は、テレビCMに期待できる効果と、より効果的なマーケティングのためにできることをご紹介します。
テレビCMに期待できる効果とは？
テレビCMに期待できる効果として、「自社や商品の知名度アップ」「商品ブランド・企業の信頼度アップ」の2つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
自社や商品の知名度アップ
短期間でたくさんの人に知ってもらえるのは、テレビCMの大きな強みの一つと言えます。インターネットやスマホの普及でネット広告、オンライン広告も増えたものの、テレビを見る人はまだまだ多いためです。
例えば、総務省「主なメディアの利用時間と行為者率」によれば、平日・休日ともに全年代でリアルタイムにテレビを見る人（行為者）が6割を切ることはほとんどありません。さらに、60代以上では90％以上にものぼります。つまり、今でも過半数の人はリアルタイムでテレビを視聴しているのです。
リアルタイムでテレビを視聴するということは、録画でないのでCMを飛ばされないということ。つまり、「過半数の人がテレビCMを見ている」ということです。年代を問わず多くの人が見るメディアとして、テレビは依然としてその価値を保っていると言えるでしょう。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛で在宅時間が増えたことにより、テレビの視聴時間が増えたとされるデータ（スイッチ・メディア・ラボ、関東1都6県の男女約5,600名）もあります。
この調査によれば、どの世代もテレビの視聴時間が増えたが、特に20〜34歳の若年層で変化が顕著でした。若年層はインターネットの普及によるテレビ離れが指摘されていた世代ですが、コロナ禍による生活様式の変化をきっかけに、テレビの価値が見直されていると考えられます。
つまり、商品やサービスそのものを知ってもらうためにも、自社の知名度を上げるためにも、幅広い層が見ているテレビCMは効果的だと言えるでしょう。しかも、その価値はコロナ禍による生活様式の変更で、今後、再び見直されることも予想されます。
デジタルマーケティングにつながる「入り口」としてのテレビ広告
テレビCMは多くの人が見るメディアですが、その分、オンライン広告と比べてターゲティングがやや幅広い傾向にあります。そこで、よりターゲティングレベルの高いデジタルマーケティングと連動した施策を行うことで、テレビCMを「入り口」にするという手法もあります。
例えば、「続きはWebで」「○○で検索」といったテレビCMを目にしたことはありませんか？このように、テレビCMを使ってまず商品や企業の名前を知ってもらい、オンラインメディア施策でより確実にターゲット層に届ける、という連動した施策を行うのも効果的です。
「urutere（ウルテレ）」では、こうしたオンラインメディア施策と連動したテレビCMもご提案しています。テレビCM出稿と合わせた検索広告の最適化、YouTube広告への展開など、それぞれのメディアが持つ特徴を最大限に活かし、費用対効果の最大化を目指します。
商品ブランド、企業の信頼度アップ
テレビCMを制作・放映するためには、ある程度まとまった費用がかかります。さらに、テレビCMを放映するためには、民放連（日本民間放送連盟）の定める放送基準や各種法令に基づき、各テレビ局が行う「考査」に合格する必要があります。
テレビCMを放映している企業は、費用と考査の条件を満たしています。そのため、企業や商品ブランドの信頼度アップにつながります。ウルテレでは、費用や考査の面も念頭に置いた上で、それぞれの企業にとってより良い施策をご提案させていただきます。
効果的なマーケティングのために意識すべきこと
効果的なマーケティングのためには、ターゲット層のペルソナをしっかり設定し、かつ、設定したペルソナに正しく届けなくてはなりません。そのためには以下の2つのポイントを意識して、設定したターゲット層に合わせて放映する必要があります。
- 出稿日時 （例：主婦層をターゲットにするなら、平日昼間に放映する）
- 映像内容 （例：サラリーマンの男性をターゲットにするなら、同世代を登場させる）
このように、ターゲット層へ的確に働きかけるのがポイントです。ターゲット層がテレビをよく見ている時間帯、好む番組で放映するのはもちろんのこと、ターゲットの目に留まるような映像内容でなくてはなりません。数あるCMの中でも目に留まりやすく、かつ、ターゲットの共感を得たり、ターゲットの心を揺さぶったりするような映像であることが求められます。
ウルテレなら、精度の高い分析と独自の実績データで、より効果的なマーケティングを意識した放映枠と映像制作のパターン化が可能です。
テレビCMは「投資」である
テレビCMは単にコストがかかるものだと思われがちですが、最初に説明したように、効果として商品や企業の知名度アップ、信頼度アップがメインに挙げられます。つまり、テレビCMはブランドイメージ構築のための「投資」と言えるでしょう。
とはいえ、「CMの視聴率が高い＝CMの効果が高い」という風に必ずなるとは限りません。ターゲットとする層が見ている時間帯に、ターゲットの心に響くようなCMを作る必要があります。そのためには、地域、素材、番組などあらゆる側面からデータを分析し、CMの目的によって費用対効果を最大限に引き出すような「投資」が求められるでしょう。
当然ながら、これらのデータをそれぞれの企業が自社で集め、分析するのはコストも手間もかかります。そこでオススメなのは、豊富な実績データを持つプロの会社に依頼することです。例えばウルテレでは、独自の実績データと分析方法で費用対効果の高いCM制作・放映プランを提案しています。
まとめ
インターネットが普及するにつれて、デジタル広告を活用する機会が増えてきました。ですが、テレビは大人数かつ幅広い年代が見るメディアとして、まだまだ衰えない価値を持っています。特に、多くの人に自社や商品を知ってもらう、信頼度を高めるためには最適です。
効果的なマーケティングのためには、テレビCMを「投資」だと考え、費用対効果を最大にする戦略が必要です。ぜひ、ウルテレなど豊富なデータを持つプロの会社に依頼してはいかがでしょうか。
