テレビCMに期待されるメリットとは?デメリットもあわせてご紹介

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インターネットなどのデジタルメディアが普及してきた現代においても、「広告といえばテレビCM」のイメージが強い人も多いでしょう。テレビが年代・性別を問わず愛されるメディアであることは別の記事でもご紹介しましたが、実際にテレビCMを放映することでどのようなメリットが期待できるのでしょうか。今回は、テレビCMのメリットとデメリットについてご紹介します。

テレビCMのメリット

まずは、テレビCMを放映することのメリットについてご紹介します。

たくさんの人に見てもらえる

デジタルメディアが普及してきた現代でも、テレビはまだまだ根強い人気を保っています。特に、家族でいるとき一緒にテレビを見るという家庭は現代でも多く、年代、性別問わず幅広い層に見てもらいやすい媒体だと言えるでしょう。

これまで商品やサービスに興味を持っていなかった人でも、自然と目や耳に入ってきやすいメディアとして、テレビCMは非常に効果的です。そのため、新たな顧客の開拓にもつながると考えられます。

記憶・印象に残りやすい

放映時間が短いのに、端的にまとまっていてインパクトが強いのもテレビCMの大きな特徴です。しかも、短期間に繰り返し放映することで、視聴者の記憶に残りやすいというメリットがあります。より印象に残りやすいよう、特徴的なフレーズやキャラクター、音楽などを使う企業も多いです。

株式会社サイカによるWebアンケート調査「消費者1,269人に聞いた 購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体アンケート調査」でも、10代〜60代以上の全ての世代でテレビCMが最も印象に残りやすい媒体と回答されています。

次点のメディアは世代によって新聞・雑誌、Webメディア、SNS上とさまざまですが、いずれも過半数に届きませんでした。これらを大きく引き離し、テレビCMが7〜9割という回答になっています。全体の平均も86.2%と非常に高く、テレビCMが多くの人にとって印象に残りやすい媒体であることは間違いないと言えるでしょう。

購買促進につながりやすい

テレビCMは、商品を購入した後のメリットがわかりやすく示されます。「買って欲しい」ではなく、「買うとこういうメリットがある」と提示されるので、購買促進につながりやすいのです。訴求の効率が良いともいえます。

前述の株式会社サイカによる同アンケート調査において、「購買意欲を促進する」と答えたのも、10代〜60代以上の全ての世代でテレビCMが最も多い回答でした。どの世代も6割以上、平均77.4%が購買意欲を促進されるメディアとして、テレビCMを挙げています。

サービスイメージの構築

手にとって購入できるような商品でなく、弁護士などサービス業の場合、購買(サービス利用)促進のためには説明するというハードルが必要です。テレビCMなら、サービス名や企業名とともに消費者にサービスイメージをわかりやすく説明できるため、放映後にサービス利用が増加したという事例も多いです。

視覚・聴覚両面からのアプローチが可能

ラジオCMやデジタル広告の場合、情報が聴覚、あるいは視覚どちらか一方にしか訴えかけることができません。テレビCMなら、映像と音声を使った相乗効果によって視覚・聴覚両面からのアプローチが可能です。活字だけでは伝わりにくい商品・サービスの魅力を伝えやすいこともメリットだといえます。

例えば、ラーメンをすする音、焼肉の焼ける音など、思わず「食べたい!」と思わせるような「シズル感」は視覚と聴覚両面からのアプローチとしてわかりやすい例でしょう。五感のうち、情報判断の割合が高いとされる視覚と聴覚の両方から訴えかけることで、より臨場感を演出できるのです。

テレビCMのデメリット

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一方で、テレビCMのデメリットについても確認してみましょう。

映像制作・放映のコストが他媒体と比べて高い

テレビCMは、デジタル広告や新聞・雑誌などの他媒体と比べ、コストが高くなりやすいデメリットがあります。さらに、映像制作のためにも放映のためにもコストがかかるだけでなく、各テレビ局の審査基準を満たす映像を作る必要もあります。

しかし、審査基準を満たしたテレビCMが放映されるということは、裏を返せば信頼性の高いメディアとも言えます。企業やブランドのイメージを上げたいと考えている場合は、有効な広告手法でしょう。

デジタル広告と比べ、ターゲティングの精度は低い

テレビCMは、番組や時間帯によってある程度のターゲット絞り込みが可能なものの、デジタル広告と比べるとターゲティングの精度が低いことは否めません。ですが、これはテレビが一方的に視聴者に放映する形の媒体であり、デジタル広告は消費者側も行動する双方向性メディアである、という、それぞれの媒体の性質によるところもあります。そのため、一概にデメリットばかりとは言いきれません。このデメリットは、テレビCMの最大のメリット「たくさんの人に見てもらいやすい」と表裏一体だからです。ターゲティングの精度を高めるということは、ターゲット以外には届きにくいとも言えます。

効果測定がしにくい

テレビCMは、効果測定がしにくいとされています。特に、現在の効果測定方法の主流であるGRP(延べ視聴率)では、実際に視聴者がCMの時まで画面を見ているかどうか、ターゲット層が見ているかどうかまでわかりません。そのため、実際にターゲットに届いたのか、消費者行動への作用が本当にテレビCMによるものなのかが測定しにくいのです。

テレビCMのデメリットはWeb施策で解消!

上記のようなテレビCMのさまざまなデメリットは、Web施策とシームレスな連携を行うことで解消していくことが可能です。例えば、コストがかかりやすいテレビCMの効果を最大限に得るためには、あらかじめデジタル広告でABテストを行ったり、テレビCMを入り口として、興味を持った人をWebサイトに誘導したりすると良いでしょう。

また、デジタル広告はさまざまな分析によって、ターゲットに届いたかどうかわかりやすく検証できます。そのため、テレビCMの効果がどのように出たのかをWebサイトの解析データから分析することも可能です。

まとめ

テレビCMには、たくさんの人に見てもらえる、記憶・印象に残りやすい、購買促進につながりやすいなどさまざまなメリットがあります。これらはいずれもテレビという媒体が持つ魅力によるもので、他のメディア媒体にはありません。

一方で、コストやターゲティング精度など、テレビならではのデメリットも考えられます。ウルテレはこれらのデメリットを解消できるノウハウを持っており、Webと連動した施策も可能です。テレビCMの効果を最大限に引き出す施策を行いたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。